2001.1.13. at Guppy
今回のBLUE SKUNK'S LAIR開設1周年パーティに、Twincam'sのマークさんが一部写真を提供してくださいました。
何と札幌からTwin Cam'sが駆けつけてくださいました。
総勢11人で、かれこれ20年近く続いているというバンド。
今回は8人編成(ギター、サックス、キーボードが参加できず)で、
すばらしいグルーヴとソウルをグッピーで披露してくださいました。
当日の演奏曲目は、まーくさんが管理する Twin Cam's のホームページの、
ライヴレポートを御覧ください。
まずはエッタ・ジェームズの「テル・ママ」からスタート。
ヴォーカルのPATTIさんの声は深みがあり、声量は超弩級。
コーラスのおふたりもすばらしい声の持ち主で、
おそらくメイン・ヴォーカルをとる力量があると思うのですが、
そのふたりを従えての圧倒的なパワーで店は揺れんばかり。
グッピーはロック中心の店で、おそらくこういったバンドは
殆ど出ないと思いますが、マスターがリハを聴いて
「これは遊びのバンドじゃない」といったようなことを
つぶやきました。まったくです。次に乗りのいいシャッフルを持ってきた後、バラード。
「男が女を愛するとき」。ゆったりと余裕のある歌い方で、
本当にソウルフル。バンドもエイト、シャッフル、スローと
それぞれ特有のグルーヴをしっかり出してきます。
特にマークさんのサックスは、ジャズ・フレイヴァー溢れるもの。
タイトなドラムと落ち着いたベースに下支えされ、
ヴォーカルのPATTIさんは伸び伸びと歌います。ときおりPATTIさんの落ち着いたトークをはさみながら、
和やかに、スムーズにステージは進んでいきます。
「リスペクト」「アイ・フィール・グッド」といったファンキーなナンバーと
「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」(実はマスターお気に入りの曲)、
カップルに捧げるという「マイ・ラヴ」といったしっとりとしたスロー、
本当に何でもござれ、すべてTwin Cam'sのサウンドになっていきます。
途中ゴスペル・コーラス「アメイジング・グレイス」も飛び出し、
バンドのベースがどこにあるかがよく分かりました。
「スカンクさんに贈ります」と始まった歌が「君の友達」。
当日配布した礼状に「友達の友達は皆友達」をモットーとする旨を
書き記していたんですが、それにぴったりの選曲。
(実は12月PATTIさんが単身で横浜に見えたときカラオケで歌いました)
グッピーの皆も好きな歌でしたから、当然大合唱。
途中シスタ・モニカの「アイ・ガット・トゥ・ペイ」をはさみ込み、
いよいよライヴはクライマックスに突入です。ラス前の選曲は「ホワッド・アイ・セイ」。時間に気を使っていただき、
客席との掛け合いは短めでしたが、本当にいいムード。
僕もついついメーターが上がります。
そしてラストは「キドゥニー・シチュー」。
実はこの歌が僕とPATTIさんを引き合わせたんです。クリーンヘッド・ヴィンスンのこの曲、初めTwin Cam'sでは、
「T-ボーン・ブルース」という曲として認識されていました。
このタイトルである掲示板に「歌詞を知りませんか」と
5月くらいにPATTIさんが書いたんです。曲調はシャッフル。
記憶の頼りは「Crazy about you,baby」で始まるということ。
T-ボーンの歌うシャッフルにはこういう始まりのものがないんですが、
以前歌ったこともあり、大好きなクリーンヘッドの「キドゥニー・シチュー」
ひょっとしてそれではと思い、書き込みました。
そしたらそれがビンゴだったんです。
以来掲示板やメールで親しくさせていただいています。そんな訳もあり、この曲のギターを弾いて欲しいとのこと。
で、僕もステージに上がりました。
ジャズっぽいシャッフルはバッキングは大好きなんですが、
ソロはちょっと自信なし。その上自分のステージがすでに終わっているので、
思いっ切り飲んで酔っ払ってました。
一緒に演奏してみると、本当に弾きやすいバンドでした。
いよいよソロ、ここで大失態!普段やり慣れないBフラのキーだったのに、
いきなりAでソロを始めてしまったんです。
8小節ほど弾いて気付きましたが、後でヴィデオをみると汗たらたらものでした。
でもすばらしいバックに支えられ、3コーラス弾くことができました。
その後見事なサックス、そしてピアノ、ペットとソロが続き、
エンディングへ。当然拍手は鳴り止みません。
アンコールはサム・クックの「ツイストで踊り明かそう」。
本当に踊り明かしたくなる演奏に、うちのバンドの面々は
奇声を上げながら踊っておりました。たかがオフ会に毛の生えたセッション・パーティをと思っていたんですが、
こんなすばらしいバンドが津軽海峡を越えて来てくださるなんて、
本当にうれしい限りです。
この日のステージが締まったものになったのも、Twin Cam'sの効果でしょう。
本当にありがとうございました。またご一緒しましょう!