リタイア・ブルース

永い永い 宮仕え38年
永い永い 宮仕え38年
それももう終わりさ 定年退職

ライブやっても ギャラはもらえなかった
ライブやっても 投げ銭もらえなかった
でももう終わりさ オイラ自由だ

「あんた暇なんでしょ」って カーチャンが言う
「やることないんでしょ」って カーチャンが言う
オイラに残ったものは 炊事と洗濯

2019
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デジャブ -ぼったくり赤提灯-

いつも通りに 酔っ払ってふらふら
向こうから来たのは 強面兄さん
おっかないから 飛び込む赤提灯

いつも通りに ビールを3本
いつも通りに 焼き鳥3本
そんなこんなで 過ごした小1時間

お勘定を見て おいら酔いが覚めた
だって伝票に ゼロが5桁
ふと顔を上げると さっきの強面兄さん

2019
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還暦

とうとう来ちまった 齢60歳
とうとうなっちまった 齢60歳
ああ そいつぁ人呼んで還暦

赤いチャンチャンコなんか 着たかねぇけど
赤いチャンチャンコなんか 着やしないけど
赤ちゃん返りは 悪くないかも

でっかくなるばかりが 能じゃないし
成長するばかりが 能じゃないし
自分のペースで 生きてきゃいいのさ

2018
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レクイエム

もう3日も 風呂に入ってない
いくら汗を かかないからって
いくら何でも そいつはないんじゃない

もうふた月 弦を替えてない
いくら汗を かかないからって
いくら何でも そいつはないんじゃない

もう半年 布団干してない
いくら汗 をかかないからって
いくら何でも そいつないんじゃない

もう30年 立ち止まってない
いくら汗を かかないからって
いくら何でも そいつないんじゃない

2018
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午前1時のサングラス

夜中の1時だってのに 何でサングラス
夜中の1時だってのに 何でサングラス
これには深い わけがあるのさ

ライヴ帰りの 最終電車
酔っ払いのくせに なぜだか読書
でもオイラは 老眼
眼鏡かけてちゃ 何も読めやしない

どこに置こうか はずした眼鏡
帽子にも乗らない ポケットもダメ
仕方が ないから
ひょいと置いたのは 膝の上

結局オイラ ウトウト居眠り
ふと気が付きゃ そこは下車駅
あわてて 飛び降りた
そしたら眼鏡が どっか飛んでった

夜中の1時だってのに 何でサングラス
夜中の1時だってのに 何でサングラス
買ったばかりの眼鏡 なくしちまったのさ

2017
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酒のみ

酒は目に悪い 酒は目に悪い 酒は目に悪い
分かっちゃいるけどやっぱり酒を飲む

やがて目がかすむ やがて目がかすむ やがて目がかすむ
酔えばそうなる それでも酒を飲む

みんなぼやけてる みんなぼやけてる みんなぼやけてる
ぐるぐる回ってやっぱり酒を飲む

ついにくたばった ついにくたばった ついにくたばった
夢の中でもまだまだ酒を飲む

そしてあの世行き そしてあの世行き そしてあの世行き
逝った先でもやっぱり酒を飲む 酒を飲む 酒を飲む...

2017
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シャッポのブルース

ライブに向かう 電車の中
なんだか頭が さみしいな
大事なシャッポ 忘れちまったよ
シャッポはオイラの 精神安定剤

リハが終わったら 走るよパールセンター
アーケードの奥に あったよ帽子屋さん
素敵なシャッポ たったの千円
よりどりみどりで 色とりどり

「この白いのちょうだい」「サイズ大丈夫?」
「俺頭でかいから」「すぐかぶる?」
素敵なねぇさん とっても親切
でも値段を聞いたら 一桁違ってた

2015
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逆ギレオヤジ

重役相手の報告会 当たり障りのない意見
そのとき若手の経理課員 「あのー帳尻合ってないんですけど」
ちょっと待ちなよお兄さん その一言がスイッチオン!
あんたの正しいその指摘 社長の理性をぶった切る
マジギレ、逆ギレ、ぶち切れた
真っ赤な顔したオッサンが、辺りかまわず怒鳴り散らす

プライムタイムのニュースショウ 政治家相手のインタビュー
そのときやり手のキャスターが 「それっておかしくないですか」
ちょっと待ちなよお兄さん その一言がスイッチオン!
あんたの正しいその指摘 センセの理性をぶった切る
マジギレ、逆ギレ、ぶち切れた
真っ赤な顔したオッサンが、辺りかまわず怒鳴り散らす

衆院予算委員会 各党代表質問日
野党の若手の女性議員 「総理のいうことみんな嘘!」
ちょっと待ちなよおネエさん その一言がスイッチオン!
あんたの正しいその指摘 首相の理性をぶった切る
マジギレ、逆ギレ、ぶち切れた
真っ赤な顔したオッサンが、辺りかまわず怒鳴り散らす
マジギレ、逆ギレ、ぶち切れた
真っ赤な顔したオッサンが、辺りかまわず怒鳴り散らす
わめき散らす 当たり散らす 怒鳴り散らす

2015
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悪い知らせ

今朝からなんだか、虫の知らせがしてた
今朝からなんだか、虫の知らせがしてた
悪い予感が、おいらをさいなむ

ケータイのランプが、ぴかっと光る
ケータイのランプが、ぴかっと光る
おいらの背中を、冷たいものが走る

ひとりぼっちの神様さんよ、いったい何がお望みなの
あんたを信じるもの同士、憎しみあい、殺し合わせるなんて

君の素敵な笑顔、もう2度と見られない
君の素敵な笑顔、もう2度と見られない
でも君の笑い声は、いつまでも僕の中で響く

ひとりぼっちの神様さんよ、いったい何がお望みなの
あんたを信じるもの同士、憎しみあい、殺し合わせるなんて

君の素敵な声は、もう2度と聞こえない
君の素敵な声は、もう2度と聞こえない
でも君の語る言葉、いつまでも僕の中で響く

2015
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裏切りの朝

なんで突然 おいらを裏切ったの
なんで突然 おいらを裏切ったの
きのうまで何のそぶり 見せなかったのに

ずっとずっとお前を 信じていたのに
ずっとずっとお前を 信じていたのに
これから何を信じりゃ いいっていうのさ

あんなに6時って、約束したのに
あんなに6時って、約束したのに
午前5時に鳴った 目覚まし時計 電波時計

2014
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振り子のブルース

ニュートンは言ったよ モノは引き合うもんだって
ニュートンは言ったよ モノは下に落ちるって
でも紐でつるせば また上ってくるよ

降りたい駅が 終点でないと
最寄りの駅が 終着駅でないと
油断大敵 ついつい乗り過ごす

上ったモノがまた下る 下ったモノがまた上る
上ったモノがまた下る これはモノの道理さ
いつまでも この繰り返し
いつまででも 振り子は揺れる

いったいいつになったら 家に帰れるの
いったいいつになったら 家に戻れるの
酔っ払ったおいら 毎度の振り子

2014
INDEX



覆水盆に返らず

あいつが出て行って、おいら捨て鉢の人生
あいつが出て行って、おいら捨て鉢の人生
いっそ洗いざらい、消えてなくなりゃいいのに

甘い甘い夜は、つかの間の喜び
甘い甘い夜は、つかの間の喜び
夢から覚めれば、そこは吹きっさらしさ

惚れちまったもんは、そりゃ仕方がないけど
惚れちまったもんは、そりゃ仕方がないけど
身の程考えりゃ、こうなるって分かりきってたのに

どんなに好きだと、今更叫んでみても
どんなに愛してるって、今更叫んでみても
こぼれたミルクは、元には戻らない

2013
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ビール・ドリンカー

朝は早よから 仕事グダグダ
働きづめで 身体クタクタ
心も体も ひからびカラカラ

金も女も 暇もいらねぇ
今のおいら ほしいのはこれだけ
白く泡立つ 黄金の水さ

ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
グラスを上げて さあさ乾杯!

日がな一日 街をフラフラ
お日様ギラギラ 汗がタラタラ
心も体も ひからびカラカラ

金も女も 暇もいらねぇ
今のおいら ほしいのはこれだけ
白く泡立つ 琥珀の水さ

ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
グラスを上げて さあさ乾杯!

酔えば楽しや みんなでワイワイ
油断大敵 ビヤ樽からっぽ
いつの間にやら 店はカンバン

それがどうした おいらは飲むのさ
それがどうした おいらは飲むのさ
白く泡立つ 生命の水さ

ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
ビール ビール 飲もうぜビール
グラスを上げて さあさ乾杯!

2012
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一歩ずつ

一歩ずつ 一歩ずつ 歩いていこう
地べたにくっきり 足跡つけて
足の裏から ぬくもり感じて
一歩ずつ 歩いていこう

ゆっくりと ゆっくりと 歩いていこう
今日は長いし 明日もあるさ
吸い込む息に 命を感じて
ゆっくりと 歩いていこう

道に迷っても いいじゃないか
答えはひとつと 決まってるわけじゃない
立ち止まっても いいじゃないか
見えないことが 見えてくるかも

しっかりと しっかりと 歩いていこう
たとえ行き先 分からなくても
今を生きてる ときめき感じて
しっかりと 歩いていこう

道に迷っても いいじゃないか
答えはひとつに 決まってるわけじゃない
立ち止まっても いいじゃないか
あきらめたことが またできるかも

のんびりと のんびりと 歩いていこう
空は青空 風はさわやか
足取り軽く トンボを追っかけ
のんびりと 歩いていこう

一歩ずつ 一歩ずつ 歩いていこう
夢と希望と ゆとりを持って
前を見つめて 胸を張って
一歩ずつ歩いて 一歩ずつ歩いて
一歩ずつ歩いていこう

2012
INDEX



あんたはなんなんだい

隣に座ったふやけたオッサン
聞きもせんのにペラペラおしゃべり
昔スターのSさんも こないだ死んだMさんも
みんな知り合いお友達 自慢話でおなかがいっぱい

ところであんたは一体全体 今は何をしてるんだい
他人のふんどしはき続け 虎の威を借る狐かい
あんたはなんなんだい

おととい出会った年増のネエサン
聞きもせんのにペラペラおしゃべり
昔はアタイも売れてたの 日比谷の野音で歌ったの
いっぱい男をはべらせた 自慢話でおなかがいっぱい

ところであんたは一体全体 今は何をしてるんだい
太平洋から浮かび出た シーラカンスの化石かい
あんたはなんなんだい

大震災ではじけた原発 会社の社長がテレビでおしゃべり
想定外の大津波 考えられない事態です
誰のせいでもありません 責任逃れで頭がいっぱい

ところであんたは一体全体 今は何をしてるんだい
現場の人たち命がけ あんたはホテルで引きこもり
ところであんたは一体全体 今は何をしてるんだい
ごめんなさいですむのなら お巡りさんはいりません
あんたはなんなんだい

2011
INDEX



ゼンマイ人形

オイラの宝物 かわいい人形
オイラの宝物 かわいい人形
ゼンマイ仕掛けで くるくる踊る

そっとねじを巻くと 優しく踊る
ぎゅっとねじを巻くと 激しく踊る
オイラの ゼンマイ人形
スカートひらひら くるくる回る

だのに今夜は なぜだかずっと
どんなにネジ巻いても ピクリとも動かない
オイラの ゼンマイ人形
どんなにねじを巻いても くるくる空回り

一体どこのどいつだ オイラの知らぬ間に
一体どこのどいつだ オイラの知らぬ間に
あの娘のねじ 巻き切ったのは

2011
INDEX



11月のセミ

土にもぐって早8年 永い眠りはもうおしまい
待ちに待ってたこの瞬間 いよいよ羽を伸ばすのさ

夢を見続け早8年 長いトンネルもうおしまい
地上に出たなら2週間 かわいい彼女を捜すのさ

ピープー木枯らし吹きすさび 木の葉舞い散る寒い朝
怖いカラスに睨まれて 姿を隠す場所もない
どんなに飛び回っても どんなに鳴き叫んでも
誰も返事をしちゃくれぬ 誰も相手をしちゃくれぬ

精も根も尽き果てた 季節外れのセミの声
俺の心に染み渡る 俺の心に染み渡る

2011
INDEX



後悔先に立たず

だから言ったじゃないの そんな水を飲むなって
だから言ったじゃないの そんな水を飲むなって
後でひどい目に遭っても おいら知らないからね

だから言ったじゃないの そんな雨に濡れるなって
だから言ったじゃないの そんな雨に濡れるなって
後でひどい目に遭っても おいら知らないからね

だから言ったじゃないの そんなもん作るなって
だから言ったじゃないの そんなもん作るなって
後でひどい目に遭っても おいら知らないからね

2011
INDEX



おいらの家へ

ひとりでくよくよしないで
ひとりでメソメソしないで
楽しい仲間と いつも一緒さ
遊びにおいで おいらの家へ

みんなで集まってバーベキュー
酔っぱらってそこらでバタンキュー
楽しい仲間と いつも一緒さ
遊びにおいで おいらの家へ

寂しいときでも 悲しいときでも
みんなの笑顔思い出せば
ぱっと心に花が咲く

ギターかき鳴らして唄おう
ワハハッと大声で笑おう
楽しい仲間と いつも一緒さ
遊びにおいで おいらの家へ

2010
INDEX



下駄をはくまで

なけなしの金をはたいて 買っちまったよヴィンテージギター
年季の入った面構え 渋い姿に一目惚れ
でも 背中を見れば傷だらけ おまけにひびまで入ってる
だけど 弾けば弾くほど枯れた音 ブルース唸るにゃ最高さ!
何がいいのか悪いのか 下駄をはくまで分からない

なけなしの金をはたいて 買っちまったよスポーツカー
真っ赤なボディに鋭いマスク イカしたフォルムに一目惚れ
でも 当たり前田のツーシーター ガキもペットも乗せられぬ
だけど アクセル吹かせばごぼう抜き ガツンと走るにゃ最高さ!
何がいいのか悪いのか 下駄をはくまで分からない

ひょんなことから気があって 暮らし始めたあの女
つぶらな瞳に長い髪 ナイスボディに一目惚れ
でも 掃除洗濯何もせず 飯を作れど食えやせぬ
だけど 情け深くて優しくて あっちの具合も最高さ!
何がいいのか悪いのか 下駄をはくまで分からない

2009
INDEX



ホーボー

ホーボー ホーボー さまよう俺の魂
ホーボー ホーボー あてのない旅へと
ホーボー ホーボー 俺を連れ回す

あの街の女に オイラ本気で惚れちまったけど
あの街の女は 他の野郎んところへ
いられやしないぜ そんな街にゃ

ホーボー ホーボー さまよう俺の魂
ホーボー ホーボー あてのない旅へと
ホーボー ホーボー 俺を連れ回す

この街の女は とっても優しいけど
この街の女は 誰にでも優しいのさ
いられやしないぜ こんな街にゃ

ホーボー ホーボー さまよう俺の魂
ホーボー ホーボー あてのない旅へと
ホーボー ホーボー 俺を連れ回す

どの街に行っても いい女はいるもんさ
どの街に行っても 情けはあるもんさ
でも深入りすりゃ 心は痛むもんさ

ホーボー ホーボー さまよう俺の魂
ホーボー ホーボー あてのない旅へと
ホーボー ホーボー 俺を連れ回す

2009
INDEX



仔猫のブルース

お前の傍らにゃ いつも仔猫が一匹
お前のベッドん中 いつも仔猫が一匹
爪を立てて オイラを遠ざける

お前はいい女 いつもオイラを招き入れる
お前はいい女 いつもオイラを泊めてくれる
でもベッドの上にゃ いつも仔猫が寝てる

情けないオイラ たかが仔猫一匹に
情けないオイラ ちっぽけな仔猫一匹に
睨みつけられると すぐに萎えちまう

ねぇ誰か その仔猫どっかやっとくれ
お願いだ誰か その仔猫どっかやっとくれ
でなけりゃオイラ 思いを遂げられぬ

2009
INDEX



ローラー・コースター・ギャル

あたしをスキー連れてって 北海道まで連れてって
汗水たらしてお金を稼いで 飛行機ホテルも押さえたら
「寒いところは嫌なのよ 沖縄行きたいわ」

フランス料理が食べたいわ フォアグラ・トリュフにエスカルゴ
有り金はたいてミシュラン三つ星 予約を取って出かけたら
「しつこい料理は苦手なの お寿司が食べたいわ」

あの娘はローラーコースター・ギャル ローラーコースター・ギャル
右へ左へ 上へ下へと ローラーコースター・ギャル
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる オイラを振り回す

素敵なカクテル飲みたいわ マンハッタンとかサイドカー
ホテルのてっぺん夜景の綺麗な 高級バーまで行ったなら
「高いところは苦手なの 怖くて飲めないわ」

今夜は帰りたくないと しなだれかかられ午前2時
オイラはビンビンホテルに連れ込み シャワーも浴びていざ本番
でもベッドの真ん中大いびき 全然起きやしない

あの娘はローラーコースター・ギャル ローラーコースター・ギャル
右へ左へ 上へ下へと ローラーコースター・ギャル
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる オイラを振り回す

ローラーコースター・ギャル ローラーコースター・ギャル
ローラーコースター・ギャル ローラーコースター・ギャル
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる もう とってもついてけませんわ〜

2008
INDEX



朝帰り

かわいいあの娘に会いたくて とってもとっても会いたくて
昼から 仕事手につかず
さっさと切り上げ 早帰り

今夜は何をしようかな あんなこと こんなこと どんなこと?
あれこれ 思い巡らせて
とっとと駅まで 早歩き

最寄りの駅で降りたなら いつもの行きつけ赤提灯
おいでおいでと 呼んでいる
ちょっとだけよと 一休み

駆けつけ三杯もう二杯 オヤジに乗せられもう一杯
気がつきゃ これで十杯目
いつのまにやら はしご酒

そろそろ家に帰ろうと 向かった先は次の店
かわいいあの娘は どうしたの?
歩く足取り 千鳥足

酔ってつぶれてひと眠り 夢見心地でひと眠り
気がつきゃ 午前四時
結局今夜も 朝帰り

そんな暮らしを三ヶ月 呑んで呑まれて三ヶ月
かわいいあの娘は 出て行った
結局オイラは 一人暮らし
自業自得の 一人暮らし

2008
INDEX



ミッドナイト・キャブ

野毛の街で 今夜もはしご酒
あの店この店 ひたすら呑み続け
気がつきゃオイラ 飲み屋で行き倒れ

いつのまにか 日付は変わってた
いつのまにか 終電終わってた
だからどうした オイラは呑むのさ

電車に乗って 眠りこけて
多摩川越えて 荒川越えて
まずいぜ! そこは埼玉
だったらここらで 乗るのさミッドナイト・キャブ

酒のせいさ 頭クラクラ
酔いのせいさ 足もフラフラ
もう限界だ タクシー拾うのさ

「おやおやお客さん またですね」
「いつものところで よろしいですね」
ラッキー こいつはついてるぜ
眠ったまんまで 家に帰るだけ

走れ 走れ オイラを乗せて
走れ 走れ オイラの夢を乗せて
走れ 走れ オイラの家まで

バイバイ バイバイ いつもありがとう
バイバイ バイバイ きょうもありがとう
でもちょっと待てよ ゴメン運ちゃん カバン忘れた!
金が払えない

2007
INDEX



メタボリック・ブルース

体重計が怖くて グルメはやってられねぇよ
うまいもんなら 何でもいただくよ

昨日はビールを2リッター、今夜は今夜で3リッター
腹が膨れりゃ オイラは満足さ

トンカツ喰うならロースカツ ヒレカツなんかじゃ物足りない
ラーメン喰うならチャーシュー麺 もちろんギトギト豚骨で

尿酸値なんか怖くねぇ 中性脂肪がなんぼのもんじゃ!
ガンマに血圧 そんなのどうでもいい

トンカツ喰うならロースカツ ヒレカツなんかじゃ物足りない
ラーメン喰うならチャーシュー麺 もちろんギトギト豚骨で

ベルトの穴がまたひとつ 足りなくなってしまったよ
靴を履くにも ひもが結べない

健康診断怖くて 呑兵衛はやってられねぇよ
それがどうした オイラのメタボリック ブルース

2007
INDEX



素敵なサンディ

小鳥のさえずりにぎやかに 目覚まし代わりの午前7時
窓を開ければキラキラと お日様輝く日本晴れ
こんな時にはお弁当持って ギターかついで出かけよう
トコトコ歩いて丘の上 お日様いっぱい歌いっぱい

きょうは素敵なサンディ きょうは楽しいお休みさ
きょうは素敵なサンディ 愉快な1日始まるよ

おむすび枝豆玉子焼 ちょいと気張って鳥の唐揚げ
おっとっとビールを忘れずに 氷をいっぱい詰め込んで
小川のせせらぎ鳥の声 道端子猫にご挨拶
おはようご機嫌いかがです 一緒に歌でも歌いましょ

きょうは素敵なサンディ きょうは楽しいお休みさ
きょうは素敵なサンディ 愉快な1日始まるよ

あしたのことなど考えず つらい思いは小脇において
憂い悩みもどこ吹く風で 嫌なこと全部吹き飛ばせ

きょうは素敵なサンディ きょうは楽しいお休みさ
きょうは素敵なサンディ 愉快な1日始まるよ

ほろ酔い気分の帰り道 夕焼け消えて満月ぽっかり
風も冷たくなってきて 心も寂しくなってきた
そこへ子猫が現れて 「あたしと一晩付き合って」
オイラはヒョコヒョコついていき 飲み屋ののれんをくぐるのさ

きょうは素敵なサンディ きょうは楽しいお休みさ
きょうは素敵なサンディ 愉快な1日、愉快な1日、
愉快な一晩始まるよ

2007
INDEX



夢でもいいから

飲み屋の止まり木 肩を並べ
今宵もいとしい お前とふたり

重ねるジョッキに 弾む言葉
楽しいひととき 瞬くあいだ

叶わぬことだと 分かっていたけど
夢でもいいから いつもそばにそばにいてくれ

ぼやけた瞳に 映る微笑み
薄れる意識に 消えゆく幻

叶わぬことだと分かっていたけど
夢でもいいから いつもそばにそばにいてくれ

かすかに残った ぬくもりを抱いて
ひとり街角で 車を拾う

2006
INDEX



ひとり負け

今度の週末楽しいデートだけどもドタキャン
お友達とスキーに行くのよ、今まで言わずにごめんなさい
黙ってようって思ったけれど
お土産買ったらばれちゃうから

その一言オイラにヒット
ちょっぴり嫉妬、でもきっと
大丈夫!そうさあの娘はオイラに首ったけ

次の金曜楽しいデート、またまたドタキャン
お友達とライヴに行くのよ、今まで言わずにごめんなさい
内緒にしようって思ったけれど
後で話題に出来ないから

その一言オイラにヒット
ちょっぴり嫉妬、でもきっと
大丈夫!そうさあの娘はオイラに首ったけ

二度とできない楽しいデート、そいつはつれないよ
本当は婚約していたのよ、今まで言わずにごめんなさい
できれば言いたくなかったけど
いつかは分かることだから

その一言オイラにヒット
とっても嫉妬、そいつはアウト!
ダメダメ!そうさやっぱりオイラのひとり負け
オイラのひとり負け

2006
INDEX



秋の空

一目で惚れて、勇気を出して、
デート誘って、すぐついてきて
「楽しかったわまた遊ぼ!」女心と秋の空

映画に行って、ご飯も食べて、
お酒も飲んで、マジに誘って、
でもニッコリ笑って「また今度」、女心と秋の空

いつもニコニコ笑ってるけど、一体何考えてんの
かわいい笑顔のその奥の、本当の気持ちが分からない

おてて繋いで、肩など抱いて
その気になって、「お家においで」
でもタクシー拾って「さようなら」、女心と秋の空

いつもニコニコ笑ってるけど、一体何考えてんの
かわいい笑顔のその奥の、本当の気持ちが分からない

からだほてって、頬赤らめて、
瞳を閉じて、唇寄せて
でもkissの相手はパスケース、女心と秋の空

2005
INDEX



キャンディマン

ここは、ニューオーリンズ、ここは、ニューオーリンズ
ちょいとそこ行くオネエチャン、こっちへ寄ってって

おいらは、キャンディマン、おいらは、キャンディマン
おいらの売ってるキャンディスティック、甘くて美味しいよ

車の中でも、ベッドの中でも
お口いっぱい頬張って、ペロペロ舐めてよね

たっぷりしゃぶれば、しっかりしゃぶれば
トロ〜リお蜜が溶け出して、とっても美味しいよ

全部舐めれば、全部舐めれば
当たりが出ればもう1本、おまけにあげちゃうよ

ここは、ニューオーリンズ、ここは、ニューオーリンズ
ちょいとそこ行くオネエチャン、こっちへ寄ってって

おいらは、キャンディマン、おいらは、キャンディマン
おいらの売ってるキャンディスティック、甘くて美味しいよ

2004
INDEX




夢の続き

夢の続きを見たくて、毎日生きてきたけど、
夢の続きを見たくて、毎日生きてきたけど、
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。

夢の続きが見られりゃ、幸せになるって言うけど、
夢の続きが見られりゃ、幸せになるって言うけど、
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。
なんもいいことはねぇ。

人の不幸の片棒担いで、生きていくのが人生なら、
とっととお陀仏成仏しちまって、あの世で続きを見ればいい。

夢の続きを見たくて、あしたも生きていきたいけど、
夢の続きを見たくて、あしたも生きていきたいけど、
目が覚めなきゃ、
夢は続くよ。
目が覚めなきゃ、
夢は続くよ。
目が覚めなきゃ、
目が覚めなきゃ、
目が覚めなきゃ、
目が覚めなきゃ.....

2004
INDEX



丸坊主の女

もう勘弁だ、長い髪のの女は
もう勘弁だ、長い髪のの女は
そんな女は ろくなもんじゃない

きのうバスの中で、素敵な女に会ったよ
きのうバスの中で、素敵な女に会ったよ
腰まで届くような、長い髪の女だった

その女がおいらに、近寄ってきて言うのさ
その女がおいらに、近寄ってきて言うのさ
「ねぇハニー これからあたしと付き合わない?」

その時バスが揺れて、その女がこけた
でもバスが揺れて、その女がこけた
そしたらその女の長い髪が、とれた

もう勘弁だ、丸坊主の女は
もう勘弁だ、丸坊主の女は
そんな野郎は ろくなもんじゃない

2003
INDEX



マッコルリ

白く濁った命の水が、
きょうもおいらを呼んでいる。
どんなに悲しい気分だって、
こいつでバイバイ、マッコルリ。

炭と脂の、芳しい香りが、
今夜もおいらを参らせる。
こんなに楽しい気分なのさ。
やっぱり1杯、マッコルリ。

まったりと、甘くて、
しっとりと、酸っぱくて、
真っ白な酒の杯重ね、
真っ白に意識が遠のく。

割れるような頭の痛みが、
今朝のおいらを、悩ませる。
でもどんなに辛い気分だって、
結局今夜も、マッコルリ。
今夜も1杯、マッコルリ。
今夜も1杯、マッコルリ。

2003
INDEX



スケベ

おいらの、頭ん中、
お前の、身体のことばっか。
考えるのは、胸の谷間、
寝ても醒めても、裸!裸!裸!

そんなんじゃダメだ!
勉強の邪魔だ!
集中するんだ!
まだまだまだ!
純情なんだ!
変態じゃないんだ!
ナンパじゃないんだ!
なんだなんだ!

どんなにごまかしたって、若さは嘘をつけない!
すなおになればいいさ!男はみんなスケベさ!

おいらの目に映るもの、
お前の、まぶしい胸元。
街に出て、つい目で追うもの、
ムチムチの、太もも!太もも!太もも!

そんなんじゃダメだ!
スポーツのの邪魔だ!
集中するんだ!
まだまだまだ!
純情なんだ!
変態じゃないんだ!
ナンパじゃないんだ!
なんだなんだ!

どんなにごまかしたって、若さは嘘をつけない!
すなおになればいいさ!男はみんなスケベさ!

2003
INDEX



ぐうたら

朝酒食らえば 昼は眠いし
昼寝をしたなら 夜は夜更かし
夜更かししたなら 朝起きれないし
うとうとしてたら昼の12時

人生こんな だらしなくても
別に何にも 悪いことない
人生こんな だらしなくても
誰にも迷惑 かけてない

朝飯抜いたら 昼は腹ぺこ
昼飯抜いたら 晩も腹ぺこ
晩飯抜いたら 夜中腹ぺこ
酒でも食らって もぐるよ寝床

人生こんな だらしなくても
別に何にも 悪いことない
人生こんな だらしなくても
誰にも迷惑 かけてない


朝酒食らえば 昼は眠いし
昼寝をしたなら 夜は夜更かし
夜更かししたなら 朝起きれないし
うとうとしてたら昼の12時

人生こんな だらしなくても
別に何にも 悪いことない
人生こんな だらしなくても
誰にも迷惑 かけてない

2000
INDEX



女殺し

女殺すにゃ 刃物はいらねえ
しゃれたフレーズ 一発決めればいい
でもそんな音じゃ 耳をふさぐだけ

女おとすにゃ 山で修行しろよ
四つ角にいって 悪魔を見つけろよ
黒猫の骨や モージョを手に入れろよ

女口説くにゃ 甘い言葉が一番
ソフトなフレーズ 耳もとでささやけ
時には強く 時には弱く

女いかすにゃ じらすのが肝心
攻めてばかりじゃ そのうち飽きちまう
ためて止めて ぐっと突き上げろ

女殺すにゃ 刃物はいらねえ
しゃれたフレーズ 一発決めればいい
そしておまえは 女殺しさ

1999
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さかなつり

俺は毎日行きます さかなつり いかした獲物をつり上げに
今夜も あの街角へ
甘い言葉を えさにして

初めはやさしいキスを釣り 体をぶつける鮎の友釣り
ウネウネ 動く穴子釣り
何を釣ろうか 今夜の夜釣り

海でも川でもなんでもござれ 自慢のぶっとい竿を立て
でっかい 獲物釣り上げる
俺に釣られりゃ 行けるよ天国

釣りにいきますベイビー 釣りにいきますベイビー
釣りにいきますベイビー 釣りにいきますベイビー
そこの彼女 俺に釣られてよ

1999
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ディア・マイ・フレンド

都会育ちの俺は田舎なんか嫌いだった
畑の香水漂う田舎なんか嫌いだった
だけどあるとき俺は海のない村へと
カバンひとつぶら下げ移り住むことになった
町の騒ぎはどこへ なにも聞こえない夜
星のまたたきを目に俺は涙した

山深い村に 雪が吹きつけても
おまえは笑顔で 俺を待っている

たった一人で部屋の隅に座り込んでいると
酒瓶持ったおまえが俺を訪ねてきた
グラスかわして街の思い出を語り合い
ともに笑い ともに泣き ともに励ましあった

山深い村に 雪が吹きつけても
おまえは笑顔で 俺を待っている

田舎暮らしも慣れりゃ いいもんだ
夏は河原で甲羅干し バーベキュー
夜食の買い出し峠越えのドライブ
雪山 車は四駆に限るぜ

やがて俺はひとり街に戻ることになった
いつのまにやら俺たち田舎者になっていた
別れの日は再会の始まりなんだと
知ったような口ぶりで寂しそうにおまえは言った

山深い村に 雪が吹きつけても
おまえは笑顔で 俺を待っている
山深い村に 雪が吹きつけても
おまえは笑顔で 俺を待っている

1997
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がんばるな

たてがみふさふさライオンは 日がな一日寝てばかり
動物園のナマケモノ コアラも毎日昼寝する
最終電車で舟を漕ぎ 家に帰ればバタンキュー
どんなに金を稼いでも 使うヒマなどありゃしない
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう

冬を越せないキリギリス 夏は歌って楽しむよ
冬に備えるアリさんは 俺に踏まれておだぶつだ
出世出世と意気込んで 夜を昼にと働いて
毎日寝不足疲れはて 心臓止まればおだぶつだ
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう

何とおっしゃる亀さんよ そんなに急いでどこへ行く
ここらでちょいと一眠り とっても気持ちがいいもんだ
あんたも 寄ってかない?

死んで花実が咲くものか 名前残して何になる
てめえの稼いだあぶく銭 生きてるうちに使うもの
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう
がんばるな がんばるな あくせくするな 手を抜こう

1997
INDEX



俺がいるよ

たとえ辛いときでも 心が痛むときでも
ひとりで悩むことはないよ いつも俺がいるよ

たとえつきがなくても さきだつものがなくても
ひとりで悩むことはないよ いつも俺がいるよ

紙吹雪舞う水辺 見果てぬ夢破れても
俺とふたり夕日浴びれば みんな忘れられるよ

たとえ辛いときでも 心が痛むときでも
ひとりで悩むことはないよ いつも俺がいるよ

雪深い山のふもと 古びた車壊れても
俺とふたり歩いていければ みんな忘れられるよ

たとえ辛いときでも 心が痛むときでも
ひとりで悩むことはないよ いつも俺がいるよ

1996
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笑ってごまかせ

そんなちっちゃなことで ウジウジするのはやめろよ
そんな些細なことで ウダウダ言うのはやめろよ
親父が死んだわけじゃないし お袋死んだわけじゃない
おうちが燃えたわけじゃないし お金を盗られたわけじゃない

星の数ほどこの世に女はいるさ
明日になれば明日の風が吹くさ

笑ってごまかせ 自分の失敗

口説き文句のまちがい 誰でも犯す失敗
思い通りにならない 女に振られりゃ仕方ない
どんなに顔がきれいだって ハートがいいとは限らない
どんなに身体が素敵だって アソコがいいとは限らない

星の数ほどこの世に女はいるさ
明日になれば明日の風が吹くさ

笑ってごまかせ 自分の失敗

星の数ほどこの世に女はいるさ
明日になれば明日の風が吹くさ

笑ってごまかせ 自分の失敗

1996
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We Love To Rock And Roll

ハートときめく年ごろ 今は昔
攻めも守りも何もない 怠惰な日曜

たまに気分を変えよと 繰り出す街角
あなぐらもぐってアオって しまいにゃくだまく

グテングテンに酔っぱらって よだれ垂らすな
目を覚ませ 立ち上がれ 俺と一緒に歌い出せ

理屈じゃない 見かけじゃない 気持ちよければいいじゃない
いかすじゃない 素敵じゃない ノリが命さ We Love To Rock & Roll

楽しかったっぜ High School Days 恥も知らずに
ロバートプラント気取って ハードに決めたよ

あっと言う間に20年 気がつきゃおっさん
でもお楽しみはこれから 老け込む歳じゃない

グテングテンに酔っぱらって よだれ垂らすな
目を覚ませ 立ち上がれ 俺と一緒に歌い出せ

理屈じゃない 見かけじゃない 気持ちよければいいじゃない
いかすじゃない 素敵じゃない ノリが命さ We Love To Rock & Roll

俺と変わらぬ年ごろ でもいかしたおっさん
ストラト抱えて気張って 上がるよステージ

いかれたアンプを切り裂く とがったギタープレイ
唸るベースもブンブンブン!オイラを揺さぶる

グテングテンに酔っぱらって よだれ垂らすな
目を覚ませ 立ち上がれ 俺と一緒に歌い出せ

理屈じゃない 見かけじゃない 気持ちよければいいじゃない
いかすじゃない 素敵じゃない ノリが命さ We Love To Rock & Roll

1995
INDEX



喘息ブルース

今朝とっても早く おいら急に目が覚めた
今朝とっても早く おいら急に目が覚めた
胸の奥に ちょっと妙なものがいる

黒い蜘が おいらの喉に巣を張る
黒い蜘が おいらの喉に巣を張る
虫なんて来ないのに 段々でかくなる

殺虫剤を 殺虫剤を早くくれ
何やってんだ 殺虫剤を早くくれ
でないとおいら 蜘の巣で窒息だ

酒の飲みすぎで 喉が潰れた
酒の飲みすぎで 喉が潰れた
体に毒だから 酒はもうやめさ

煙草の飲みすぎで 喉が潰れた
煙草の飲みすぎで 喉が潰れた
体に毒だから 煙草はもうやめさ

ブルースの歌いすぎで 喉が潰れた
ブルースの歌いすぎで 喉が潰れた
体に毒だから ブルースはもうやめさ
 

はじめは ちょっと 変な感じだけ
そのうち だんだん 息が詰まりだす
薬を飲まなきゃ やばいことになる
点滴打たなきゃ やばいことになる
咳が止まらない
タンが止まらない
咳が止まらない
タンが止まらない
息が続かない
息が続かない
息が続かない
息が続かない

1993
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Never Say Good-Bye

慰めなんて2度と言わないで
ふられた気分2度と逆撫でないで
4時間切れない最後の電話
耳から取れない最後の言葉
ごめんなさいなんて言わないで

幸せだったなんて言わないで
きのうの夢を2度と追わせないで
燃えた心もきょうには冷めて
ベッドのぬくもり今朝には消えた
ごめんなさいなんて言わないで

また会いましょうなんて言わないで
忘れるつもり2度とゆさぶらないで
会いたい気持ちを我慢で殺し
未練がましい自分を殺す
ごめんなさいなんて言わないで

1993
INDEX



ドンマイ

街の飯屋で頼んだシーフードサラダ
イカやタコやエビやカニが楽しみ
こいつのどこが一体シーフードサラダ
レタスの上にツナのフレークばかり

いろんなことがあるもんだよ
ぶつぶつ言ったって変わりゃしないよ
一晩寝たなら忘れちまうよ
ドンマイ!

フランスボルドーの高級ワインを買ったよ
大枚一万払って今夜が楽しみ
だけどコルクが硬くて仲々抜けない
飲めば酸っぱくってまずくて我慢できない

いろんなことがあるもんだよ
ぶつぶつ言ったって変わりゃしないよ
一晩寝たなら忘れちまうよ
ドンマイ!

外タレライブにいくよ武道館のアリーナ
大枚一万払って今夜が楽しみ
前座は長いが目当てはたった5曲だ
アンコール叫んでみたって出て来やしない

いろんなことがあるもんだよ
ぶつぶつ言ったって変わりゃしないよ
一晩寝たなら忘れちまうよ
ドンマイ!

1992
INDEX



不思議だなあ

十人十色というけれど 同じ考えありえない
信じるものは救われる?嘘を信じちゃ救われない
自分だけが正しいと思うやからゃ救いはない
サリンにソマンにハルマゲドン 人を殺せば許せない

宇宙ってどうしてできたの
宇宙の広さでながめたら 地球人もアリみたい
不思議だなあ

シャケがもどった神田川 アユが泳ぐよ鶴見川
だけどニシンはどこいった きっと千島のむこう側
キツネが住むのは北の国 タヌキ住むのはセンバ山
南の青い珊瑚礁 人が暮らせばごみの山

宇宙ってどうしてできたの
宇宙の広さでながめたら 地球人もアリみたい
不思議だなあ

明日のことはわからない
あさってのことはもっとわからない
海の向こうで何があっても
井戸のカワズにゃ聞こえてこない

トキはそのうちいなくなる いずれ俺たちゃ死んじまう
病気にかかれば弱っちゃう 医者がいなけりゃ死んじまう
昔梅毒今エイズ いつのまにやら死んじまう
健康第一ランニング 無理が過ぎれば死んじまう

宇宙ってどうしてできたの
宇宙の広さでながめたら 地球人もアリみたい
不思議だなあ

麦の焼酎二階堂 強いお酒は鬼殺し
日の丸背負ったお兄さん がなる言葉は誉め殺し
とても立派な大統領 ボタン押したら人殺し
ドカンと一発きのこ雲 これで地上は皆殺し

宇宙ってどうしてできたの
宇宙の広さでながめたら 地球人もアリみたい
不思議だなあ

明日のことはわからない
あさってのことはもっとわからない
海の向こうで何があっても
井戸のカワズにゃ聞こえてこない

1991
INDEX



美しき十代

中学生の頃から僕の心のマドンナ
少しロングの黒髪なびかせたたずむ窓際
僕のハートはドキドキドキドキ授業も聞こえない
寝ても覚めてもおんなじ笑顔が焼き付き離れない
ひとこと好きだと言ってしまえば
楽になるのにそいつができない

毎日会ってもかわす言葉はあしたの天気
ホントは好きでたまらないのに好きだと言えない
自分は納得してるつもりさ友達のままでいい
ホントは振られることが恐くて恐くてたまらない
ひとこと好きだと言ってしまえば
楽になるのにそいつができない

こんな美しい十代の
思い出20年背負ってきたよ

卒業してもときどき会おうって約束したのに
通う学校の方角が反対毎日すれちがい
たまにばったり駅であっても話は弾まない
それでも僕の心はずっとあの娘でいっぱい
ひとこと好きだと言ってしまえば
楽になるのにそいつができない

こんな美しい十代の
思い出20年背負ってきたよ

そのうち僕にも伝わるあの娘の悲しいうわさ
他に男ができたとかいい仲になったとか
だけどとうとう「その時」が僕にもやってきた
いかした野郎と一緒のところをみかけちまったのさ
ひとこと好きだと言ってしまえば
楽になれたのにそれができなかった

ひとこと好きだと言ってしまえば
楽になれたのにそれができなかった

1991
INDEX



ハイウェイ・ヨガ

どんなに遠くに離れていったって 一晩あれば充分
ハイウェイ飛ばしてお前に会いに行く

東名 名神 中国縦貫道 関門トンネルくぐって
南の果てまでお前に会いに行く

スピード・メーターぶっちぎり
ホンダの白バイぶっちぎり
ポルシェのマッポもぶっちぎり
地獄の底まで飛んで行く
お前に会いたい
ハイウェイ飛ばしてお前に会いに行く

東名 名神 中国縦貫道 関門トンネルくぐって
南の果てまでお前に会いに行く

スピード・メーターぶっちぎり
ホンダの白バイぶっちぎり
ポルシェのマッポもぶっちぎり
地獄の底まで飛んで行く
お前に会いたい
ハイウェイ飛ばしてお前に会いに行く

どんなに遠くに離れていったって 一晩あれば充分
ハイウェイ飛ばしてお前に会いに行く

1991
INDEX



ミッドナイト・サン・バーン

ヤケ酒飲みたい気分だけど 時計の針が天を指す
誰も付き合っちゃくれねぇ
外は暗闇 冷たい雨が降る

12時すぎのシンデレラ ガラスの靴をなくしても
誰も拾っちゃくれねぇ
外は暗闇 冷たい雨が降る

店は看板追いだされ ヘドにまみれて倒れても
誰も助けちゃくれねぇ
外は暗闇 冷たい雨が降る

1991
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ヨコハマ・ベイ・ブルース

たそがれる 潮の香りに
やさしく 包まれて
お前を抱いた胸の中で
Cry,Cry,Cry 泣きなよ

港の向こう 白くかすむ
ベイブリッジに 背を向けて
涙の潤む黒い瞳
じっと じっと じっと見つめる

死ぬまでお前を 大事にしようと
誓ったこの場所で きょうお別れだよ

引き裂かれた 俺の心
癒すことは できないけど
霧笛のなかでふたりかわす
熱い 熱い 熱い 口づけ

死ぬまでお前を 大事にしようと
誓ったこの場所で きょうお別れだよ

港の向こう 白くかすむ
ベイブリッジに 背を向けて
涙の潤む黒い瞳
じっと じっと じっと見つめる

1989
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強欲

うまいもんなら何でも食った
女のからだは腐るほど抱いた
行きたい国にはどこへでも行って
ホテルのスイート独り占めにした

人の羨む暮らしを毎日している
でも楽しいなんて思わない
物足りない つまらない 満足できない

偉い奴には頭を下げた
弱い奴ならケツの毛むしった
ヤクザな野郎をたくさん雇って
町中の土地を俺のものにした

人の羨む暮らしを毎日している
でも楽しいなんて思わない
物足りない つまらない 満足できない

悪いことならたいがいやった
後ろ指なら何度も指された
金の成る木をしっかり育てて
赤坂見付に豪邸建てた

人の羨む暮らしを毎日している
でも楽しいなんて思わない
物足りない つまらない 満足できない

天国よいとこ 一度はおいで
酒はうまいし ネエチャンもきれいだ
天国よいとこ 一度はおいで
酒はうまいし ネエチャンもきれいだ

1989
INDEX



後の祭

三月弥生は宴会盛り
焼酎ラッパでウサ晴らし
気が付きゃひとりで盛り上がり
電車のなくなる時間だ12時

座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ

四月は花見で大酒くらう
頭はフラフラ 前後は不覚
後悔先にも 後にも立たず
電車のシートがベッドに見える

座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ

電車は走るよ 多摩川越えて
電車は走るよ 荒川越えて
気付いたときには 後の祭
Down down down down down down

ホワイト・キャブには乗りたくないし
サウナで徹夜は身がもたないし
歩いて帰るにゃ体力ないし
タクシー・メーター カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ
座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ 座っちゃ駄目だ

電車は走るよ 多摩川越えて
電車は走るよ 荒川越えて
気付いたときには 後の祭
Down down down down down down

1989
INDEX



いいかげんにしろ

毎朝駅ですれちがう カワイイあの子
お茶に誘えばついて来た 映画も連れてった
遅くなったよ帰り道 静かな公園で
いよいよキスをと思ったら 「友達でいましょ」 いいかげんにしろ

初めて会った街角 ウインクした娘の
思わせぶりに誘われて 行ったよプールバー
「アタシ飲み過ぎちゃったわ」としなだれかかられ
こっちはその気になったのに 「アタシ帰るわね」 いいかげんにしろ

いいかげんにしろ もうかんべんならねぇ
いいかげんにしろ もうかんべんならねぇ
この世は悪い女だけ そんなのかなわねぇ いいかげんにしろ

正直者は馬鹿を見て 善人早死に野垂れ死に
悪い奴ほどでかいツラ ずるいぜそんなの

「結婚してね」と迫られた 夜更けの公園
独身貴族も悪くない でも夢見るスウィート・ホーム
買ってやったよダイアモンド・リング 有り金はたいて
式場予約も取ったのに 「あんなの冗談よ」 いいかげんにしろ

いいかげんにしろ もうかんべんならねぇ
いいかげんにしろ もうかんべんならねぇ
この世は悪い女だけ そんなのかなわねぇ いいかげんにしろ

1987
INDEX



 
 

気にいらねぇ

かわいいあの子と茶店でデート 隣に座った男がひとり
人の話に口挟み 話のコシをたたき折る
イヤミなやつだぜ 気にいらねぇ

気にいらねぇ 気にいらねぇ 頭にくるぜ
気にいらねぇ 気にいらねぇ
言わせてもらえば頭の先からシッポの先まで 気にいらねぇ

酒場でひとりグラスをちびり 隣に近寄る女がひとり
きのうの夜もこの店で 他の男に声かける
尻軽女は 気にいらねぇ

気にいらねぇ 気にいらねぇ 頭にくるぜ
気にいらねぇ 気にいらねぇ
言わせてもらえば頭の先からシッポの先まで 気にいらねぇ

テレビをひねれば白髪の生えた タヌキ面した男がひとり
「誠に遺憾でございます」そんな言葉は聞き飽きた
嘘つき野郎は 気にいらねぇ

気にいらねぇ 気にいらねぇ 頭にくるぜ
気にいらねぇ 気にいらねぇ
言わせてもらえば頭の先からシッポの先まで 気にいらねぇ

1987
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おろかもののうた

女口説きに 元町あたり ビシっと決めて
京浜東北2時間揺られ はるばる来たぜ
だけど右を向いても 左向いても アベックばかり
いつになっても どこへ行っても オイラはひとり

いっさいがっさい考えて 一日反省したけれど
悪いのはオレじゃない 誰のせいじゃない
それでも火を吹く三原山

六本木まで 女を求め はるばる来たぜ
シャレたディスコ覗いてみたが 門前払い
さんざん歩いて 見付けた店じゃ リズムに乗れず
誰もチークの相手しちゃくれぬ オイラ壁際族さ

いっさいがっさい考えて 一晩反省したけれど
悪いのはオレじゃない 誰のせいじゃない
それでも火を吹く桜島

ドブ板の街 いかした飲み屋 玉突き台で
女をかけたナイン・ボール・ゲーム ハスラー気分
だけど相手の打ったブレーク・ショット 玉はちりじり
黄色い玉が穴に落ちれば おいらの負けさ

いっさいがっさい考えて 徹夜で反省したけれど
悪いのはオレじゃない 誰のせいじゃない
それでも火を吹く十勝岳

いっさいがっさい考えて 毎日反省してるけど
悪いのはオレじゃない 誰のせいじゃない
それでも火を吹く三原山

1986
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熊が出たぞ

寒い北風が吹きやんだ 北海道
山に積もった雪も溶け出した 北海道
ハシブトカラスも泣き叫び キツネも喜び庭駆け回り
人間勇んで山歩き そしたら熊にハチアワセ

思わず息を呑み目を見張る 熊が出た
背中を冷や汗がつっとつたう 熊が出た
声をかけても返事をしない 弓矢も鉄砲もありゃしない
死んだふりなど古臭い 絶体絶命 おだぶつだ

熊が出たなら逃げるっきゃないよ
向かって行ってもかないっこないよ
川も渡るし木にも登る
水陸両用 空も飛ぶ

アブナイ 腕が伸びて来る
アブナイ 爪が伸びて来る
アブナイ 牙も伸びて来る
アブナイ しまいにゃ肉団子

熊が出たなら逃げるっきゃないよ
向かって行ってもかないっこないよ
川も渡るし木にも登る
水陸両用 空も飛ぶ

熊が出たなら逃げるっきゃないよ
向かって行ってもかないっこないよ
川も渡るし木にも登る
水陸両用 空も飛ぶ

1986
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つらいぜ

毎日毎日働き詰めで 金にもならねぇ仕事ばかり
退屈するよなヒマもない 疲れ切ったぜ身も心も
つらいぜ つらいぜ
こんな気分 どこにぶつけりゃいいのさ

ひとりあてなく夜中の街を さまよい歩いて飛び込む飲み屋
飲めば飲むほど酔いは冷め むなしい気分が募るばかり
つらいぜ つらいぜ
こんな気分 どこにぶつけりゃいいのさ

たどり着いたよカラッポの部屋に ひとりベッドにもぐりこんで
明日を忘れる夢を見て それでもやっぱり朝は来る
つらいぜ つらいぜ
こんな気分 どこにぶつけりゃいいのさ

1986

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やらずのハタチ

小雪チラつく街を コートの襟を立て
肩をイカらせひとり歩く
そんなカッコ付けてみたって
どうせお前はやらずのハタチ

サムタイムをくわえ ジッポのライターで
チョっとスカして火を点けふかす
そんなカッコ付けてみたって
どうせお前はやらずのハタチ

ホレた女のひとり いない訳ないけれど
チョっとシャイなもんで いつになっても口説けない

ホレた女のひとり いない訳ないけれど
チョっとシャイなもんで いつになっても口説けない

イカした飲み屋のカウンター ひとり孤独を背負い
ジャック・ダニエル ショットであおる
そんなカッコ付けてみたって
どうせお前はやらずのハタチ

そんなカッコ付けてみたって
どうせお前はやらずのハタチ

1986

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秘密兵器

楽しいことがいつまで続く訳じゃない
世の中そんなうまく出来ている訳ない
たまには痛い目あっても仕方ない

いつまであると思うなヒマと金
いつまでいると思うなダチとスケ
死ぬときゃひとり冷たい土ん中

ここらで一発ブチかまして 泣きっ面かませてやろうと思い
背中丸めて身構えても 飛び出し危険 カウンター喰らい
やられちまったぜ

そんなときには最後の手段 秘密兵器を取り出して
ポケットびんのキャップをひねり
アオって アオって アオって アオって
アオって アオくなって アル中だ

ここらで一発ブチこんで ヨガリ泣かせてやろうと思い
甘い言葉で誘ってみても 取らぬタヌキの皮算用
ふられちまったぜ

そんなときには最後の手段 秘密兵器を取り出して
ポケットびんのキャップをひねり
アオって アオって アオって アオって
アオって アオくなって アル中だ

1985

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ラブ・ソング

長いこと探し求めた オレの気持ちの行き場所を
でもとうとう見つけたよ お前が好きさ

若い若いと思っちゃみたが いつの間にやら年を食った
諦めかけたころに出会った お前が好きさ

酒の海にひとり溺れ 深く沈むこともあったけれど
かたわらにお前がいれば もう何もいらない

心の中に雪が降る そんなとき明るい笑顔で
重たいコート脱がしてくれる お前が好きさ

酒の海にひとり溺れ 深く沈むこともあったけれど
かたわらにお前がいれば もう何もいらない

長いこと探し求めた オレの気持ちの行き場所を
もう二度と離しはしない お前が好きさ

1984

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テレフォン・ドリンキング・ブルース

酒を飲んだら決して女にゃ電話せんよ
酒を飲んだら決して女にゃ電話せんよ
言うだけムダさ今夜もテレフォン・コール

酔った勢い そいつぁ危険の始まり
酔った勢い そいつぁ危険の始まり
言ってる鼻からモシモシ コンバンハ

きのうときょうとの区別もつかず
男と女の違いも忘れ
話のすじもなくしちまって
しゃべったことまでわすれちまう
まずいぜ しくじっちまったよ
明日になったら会わせる顔もない

酔った勢い そいつぁ危険の始まり
酔った勢い そいつぁ危険の始まり
言ってる鼻からモシモシ コンバンハ

きのうときょうとの区別もつかず
男と女の違いも忘れ
話のすじもなくしちまって
しゃべったことまでわすれちまう
まずいぜ しくじっちまったよ
明日になったら会わせる顔もない

酒を飲んだら決して女にゃ電話せんよ
酒を飲んだら決して女にゃ電話せんよ
思っちゃみたけど今夜もテレフォン・コール

1981

INDEX



ちょいとそこのねえちゃん

ちょいとそこのねえちゃん こっちを向いとくれよ
ちょいとそこのねえちゃん こっちを向いとくれよ
あんたの後姿 やけに色っぽいよ

知らんぷりしないで こっちへおいでよ
知らんぷりしないで こっちへおいでよ
やけにつれねえじゃないか 思わせたっぷりでよ

今夜一晩 おいらと付き合っとくれよ
今夜一晩 おいらと付き合っとくれよ
おいらそそられちまって もうどうしようもないよ

ちょいとそこのねえちゃん こっちへおいでよ
ちょいとそこのねえちゃん こっちへおいでよ
おいらぞっこんさ 狂いっぱなしだよ

1980

INDEX



好きなブルース歌い続けて
途中で学校首んなり
仕事もなけりゃ金もない
おいらもうすぐ野垂れ死に
世の中金さ 世の中金さ
金がなけりゃどうにもなりゃしない

やっとの思いで見つけた仕事は
ライブハウスのどさ回り
一晩ひたすら歌い続けて
もらえる金は五百円
世の中金さ 世の中金さ
金がなけりゃどうにもなりゃしない

ようやくおいら金に恵まれ
好きな女に有り金はたき
何でも買ってやったけど
いつのまにやら逃げられた
世の中金さ 世の中金さ
金がなけりゃどうにもなりゃしない

金がなけりゃどうにもなりゃしない
金がなけりゃどうにもなりゃしない
金がなけりゃどうにもなりゃしない

金があってもどうにもなりゃしない
金があってもどうにもなりゃしない
金があってもどうにもなりゃしない

1980

INDEX



ひとりよがり

きのう飲み屋で 隣のネエチャンによ
きのう飲み屋で 隣のネエチャンによ
声をかけたら ほっぺた殴りやがった

なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
ほかのやつら うまいことやってんのによ

さっきも道で 女引っかけようとしたらよ
さっきも道で 女引っかけようとしたらよ
女の野郎 俺につばかけた

なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
ほかのやつら うまいことやってんのによ

今もそこの ネエチャンに流し目したらよ
今もそこの ネエチャンに流し目したらよ
それ見てみろよ そっぽ向いてるよ

なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
なんで俺ばかり やな目あわなきゃなんねえんだよ
俺が一番かっこいいのによ

1979

INDEX



おしまい

今の今まで ずっとずっと お前のことを 思っちゃみたが
もうやめさ こいつぁ疲れるね
お前にこのまま かかわっちゃられねぇよ

これから先に オイラ一体 どうすりゃいいのか ちょいと分からん
だけどいいさ こいつぁ疲れるね
そのうちオイラ どうにかなるだろう

ベイビーベイビー 止めにしたぜ 昔のまんまの オイラに戻るさ
だからお前も 今のまんまで 好きなようにやっていきゃぁいいのさ

オイラはオイラ お前はお前 違った流れに逆らうことは
無理さ無理さ こいつぁ疲れるね
お互い勝手に 生きてきゃいいのさ

ベイビーベイビー 止めにしたぜ 昔のまんまの オイラに戻るさ
だからお前も 今のまんまで 好きなようにやっていきゃぁいいのさ

オイラはオイラ お前はお前 違った流れに逆らうことは
無理さ無理さ こいつぁ疲れるね
お互い勝手に 生きてきゃいいのさ

1979

INDEX



アル中ブルース

長い人生 嫌なことはいっぱいあるよ
財布なくしたり 女に振られることだってあるよ
だけど酒が みんな忘れさせてくれるよ

ビールだって 日本酒だっていいよ
ウォッカもいいし 焼酎泡盛、最高さ
おいらアル中 酒なら何でもいいぜ

酒を飲めば 嫌なことはみんな忘れられるよ
酔っ払えば 嫌なことはみんなぶっ飛んでくよ
酒があれば この世は天国だ

おいらは好きさ 酒を飲むのが好きさ
おいらは好きさ 酒を飲むのが好きさ
おいらはアル中 酒が大好きさ

1978

INDEX



君に首ったけ

僕の燃えてるまぶたの中に 君のほほえむ笑顔が見える
僕の燃えてるまぶたの中に 君のまぶしい瞳が見える
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

僕の打ち鳴るハートの鼓動 君に聞かせてあげたいアイ・ラブ・ユー
僕の打ち鳴るハートの鼓動 破れそうだよたすけてヘルプ・ミー・プリーズ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

潤んだ瞳 細いうなじ 燃える唇 君のすべてが好きさ 君は天使だよ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

僕のほてった体の中を 熱い情熱の血が流れる
僕のほてった体の中を 燃える男の血が流れるよ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

潤んだ瞳 細いうなじ 燃える唇 君のすべてが好きさ 君は天使だよ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

僕のボーッとした頭の中を 君のささやく言葉が回る
僕のボーッとした頭の中を 君の笑い声が回るのさ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ
君に首ったけ そうさ ほれちまってるのさ

1975

INDEX



スイランブギ

朝っぱらから学校で 辞書を開いて「ABC」
チャイムが鳴っても気付かない 先公来たって驚かない
やつらのアタマのエッセンス それはいつでも「ABC」

リーダー、グラマー、数学と いつもニコニコ「ハイ元気!」
保健に美術に音楽は 教科書枕にグーグーグー
体育サボってシケ短めくり テストは百点目指すは理V
ガリガリガリッとスイランブギ

ガリガリガリ スイランブギ ガリガリガリ スイランブギ
ガリガリガリ スイランブギ ガリガリガリ スイランブギ
アー アー 「それがどうした」スイランブギ

授業が終われば即帰り バス停目指して一目散
満員電車でお勉強 ついでに塾でもお勉強
四当五落だがんばるぞ コーヒーがぶ飲み鉢巻きしめて
ガリガリガリッとスイランブギ

顔色真っ青手足は真っ白 目ん玉真っ赤で髪の毛ボサボサ
どぎつい眼鏡で猫背でがに股 そいでまたしゃべるは「ABC」
年がら年中勉強だ 年がら年中勉強だ
ガリガリガリッとスイランブギ

ガリガリガリ スイランブギ ガリガリガリ スイランブギ
ガリガリガリ スイランブギ ガリガリガリ スイランブギ
アー アー

あこがれは東大の学生さん

1975

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痛すぎる

傷つけ合って 苦しんで
結局あんた 捨てられる
ろくなもんじゃねぇ 痛すぎる

いつになっても あきらめず
他の野郎を 追いまわす
ろくなもんじゃねぇ 痛すぎる

あんたにオイラ 惚れたのに
あんな野郎に イカレるなんて
ろくなもんじゃねぇ 痛すぎる

2016INDEX



ド・レ・ミ

ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ とっくに気持ちは決まってる
おまえが歩けばみな踊り しゃべればみんなが歌い出す
ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ

ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ いったいどいつが決めたのさ
とっても美人じゃないけれど おいらはお前に惚れたのさ
ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ

ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ どうすりゃいいのさ今のオレ
本当におかしくなってきた どうしてほしいか言っとくれ
ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ

ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ これから一緒に踊るのさ
A・B・C・D・EF・G 天使にハートを射貫かれた
ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ

ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ
ド・レ・ミ・ファ・ソラ・シ お願いこっちを向いとくれ
A・B・C・D・EF・G お願いこっちを向いとくれ

2015

INDEX



またインド

そろそろ1年 (まだインド)
日本が恋しい (まだインド)
お日様ギラギラ コブラがこんにちは
カレーは食べ飽きた
まだインド(まだインド)

日本に帰れば (まだインド)
止まらぬオヤジギャグ (まだインド)
かーちゃんこさえた 今夜の晩飯
カレーが分からない
まだインド(まだインド)

きのうの昼間に (まだインド)
専務に呼び出され (まだインド)
おまえはとってもできる男
どこへ行っても大丈夫
今度はニューデリー
またインド(またインド)

2015

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口紅の痕

つぶらな瞳 揺れる黒髪
お前のいない部屋にゃ 帰りたくない
今もそうさ 何度でも言うぜ
まだ好きなのさ 行かないで

タバコに残る 赤い口紅
思い出させる 素敵な日々
こんなの嫌だ 何度でも言うぜ
まだ好きなのさ 行かないで

戻っておくれ 帰ってくおくれ
お前なしじゃ ダメになるぜ
帰っておくれ

タバコに残る 赤い口紅
思い出させる 素敵な日々
こんなの嫌だ 何度でも言うぜ
まだ好きなのさ 行かないで
行かないで 行かないで

2015

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マルディグラ・マンボ

ブルース生まれたこの街
いかした兄さんラッパ吹き
横丁覗けば人だかり
マンボのビートでひと踊り

マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ ここはニューオーリンズ

インディアンサマーの昼下がり
テラスにゃ 人がすずなり
きょうは楽しいお祭り
街行く人みな酔っ払い

マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ ここはニューオーリンズ

ブルース生まれたこの街
いかした兄さんラッパ吹き
横丁覗けば人だかり
マンボのビートでひと踊り

マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ マンボ マンボ
マルディグラ・マンボ ここはニューオーリンズ

2014

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優しさをひとかけら

さえないドレスばかり 着てるみたいに
さえない顔をしてたら
試してごらん 優しさをもうひとかけら

本当はずっと 待ち焦がれてたのさ
あんたしかできないことを
試してごらん 優しさをもうひとかけら

悩みだって 悲しみだって 誰にでもあるもんさ
今あの娘が 望んでるのは ほっとするひとかけら

迷うことはないさ みんな分かってるから
愛が一番だって
簡単なことさ 優しさをもうひとかけら

2014

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踊ろう

踊ろう 一晩中 踊ろう 夜明けまで
踊ろう 一晩中 踊ろう 夜明けまで
踊ろう 踊ろう

部屋の片隅長椅子で ふたり仲良く抱き合って
踊ろう 一晩中 踊ろう 夜明けまで
踊ろう 踊ろう

部屋の真ん中キングサイズ ベッドでシーツにくるまって
踊ろう 一晩中 踊ろう 夜明けまで
踊ろう 踊ろう

2014

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ファニー

愛しいお前に 手紙を書いても
たった2行で 気分はブルー
オー ベイビーー マイ ベイビー
ファニー でもお前が好きさ

さよならも言わず 出ていくお前を
まだ好きなのさ 訳もないのに
オー ベイビーー マイ ベイビー
ファニー でもお前が好きさ

誰のせいだか 分からない
でもたったひとつ 分かってること
ひとりぼっちは つらすぎる

もしも自分が 大切ならば
すぐにバスに乗って 帰っておいで
オー ベイビーー マイ ベイビー
ファニー でもお前が好きさ

誰のせいだか 分からない
でもたったひとつ 分かってること
ひとりぼっちは つらすぎる

分かってるだろ 振られたお前に
何度も何度も 泣かされたけど
オー ベイビーー マイ ベイビー
ファニー でもお前が好きさ

2013

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きっと変わる

河のほとり テントで生まれ
流れに任せて 走り続けた
ずっとずっと 待っていた
変わる日は来る きっと変わる

つらい人生 でも死ぬのは怖い
空の向こうに 何があろうとも
ずっとずっと 待っていた
変わる日は来る きっと変わる

兄さん訪ねて おいらは言った
ねぇ兄さん お願い 助けておくれ
だけど冷たく 突き放されて
おいらはただ ひざまづくだけ

あきらめかけた ときもあった
でももう大丈夫 うまくいくのさ
ずっとずっと 待っていた
変わる日は来る きっと変わる

2012

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すべては変わる

すべては変わる 誰もが変わる
流れる河 吹き抜ける風
若き日は去り 夢はついえる
誰も彼も 何もかも

確かなことなんてない
だけど

地球は廻り 陽はまた昇り
鳥はまたさえずる

季節は巡り 悲しみは癒える
焦ることはない すべては変わる
楽しい日々は 思い出の中
誰も彼も 何もかも

確かなことなんてない
だけど

地球は廻り 陽はまた昇り
鳥はまたさえずる

2012

INDEX



ルート16

東京の周りを一回り
そいつにゃこいつが一番
飛ばしていこうルート16

久里浜から目指すは金谷
海を渡ればたったの40分
車でいこうルート16

まずは横須賀、磯子 横浜
保土ヶ谷 大和、相模っ原
そこは八王子、もうすぐ福生
入間 さいたま、春日部 野田
柏、八千代、千葉 市原

木更津の街を過ぎれば
金谷の浜はもうすぐ
飛ばしていこうルート16
飛ばしていこうルート16
飛ばしていこう国道16号

2011

INDEX



川のほとり

重たい荷物は投げ捨てよう
川のほとり、川のほとり
重たい荷物は投げ捨てよう
川のほとり

戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いなんかやめよう
戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いやめよう

重たいブーツは脱ぎ捨てよう
川のほとり、川のほとり
重たいブーツは脱ぎ捨てよう
川のほとり

戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いなんかやめよう
戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いやめよう

真っ白な服に着替えましょう
川のほとり、川のほとり
真っ白な服に着替えましょう
川のほとり

戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いなんかやめよう
戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いやめよう

重たい鉄砲投げ捨てよう
川のほとり、川のほとり
重たい鉄砲投げ捨てよう
川のほとり

戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いなんかやめよう
戦はもう嫌だ、戦はもう嫌だ
戦いやめよう

2011

INDEX



バッド・バッド・ウィスキー

バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
こいつでおうちに帰れない

底無し沼のように おいらを溺れさせ
デートのたびにおいらを ひどい目に会わせる

バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
こいつでおうちに帰れない

昨夜の晩もおいら しこたまいただいて
チンピラ野郎に絡まれて 因縁つけられた

バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
こいつでおうちに帰れない

あんたとふたりっきり 気分は最高さ
ウィスキーはもう止めさ ワインをもう一杯!

バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
バッド・バッド・ウィスキー
こいつでおうちに帰れない

2010

INDEX



みんなに歌を

自分を探して 歩き回り
ひどい目ばっか遇って やりきれない
雨に打たれて 死に場所捜し
オイラは オイラは ただ歌うだけ

みんなに歌を 届けたいんだよ
本当のことを でも やっぱ上手く歌えない

ブタ箱暮らしも 慣れっこになり
街は吹き飛ばされて 跡形もない
答えが見つかったら それが歌うとき
でもオイラは オイラは ただ座り込むだけ

みんなに歌を 届けたいんだよ
本当のことを でも やっぱ上手く歌えない

何千年もの間 自由なんかありゃしない
今はいいっていうけど 何も変わっちゃいない
偉い奴ばかり うまいことやって
億万人の命が 露と消えただけ

みんなに歌を 届けたいんだよ
本当のことを でも やっぱ上手く歌えない

2010

INDEX



あなたのそばに

いつもあなたのそばに
そんな願いをかなえてほしい
いつも、いつも、あなたの
そばを歩いていたい

おいらは弱く、あなたは強い
悪より救い出してほしい
あなたのそばを歩いていれば
おいらはそれで救われる

ろくなことのないこの世で
あなただけが救いなのさ
つらいときも悲しいときも
あなたがそばにいれば

はかない人生過ぎ去り
お迎えの日が来たなら
どうか、どうか、おいらを
あなたの元へ 導いて

2009

INDEX



コンゴ・スクエア

それは迷信だと思ってた でも今目の前にある
それは迷信だと思ってた でも今目の前にある
昔ながらの 太鼓が打ち響く夜のコンゴ・スクエア

祈りのうめきが 遙か彼方から聞こえる
祈りのうめきが 遙か彼方から聞こえる
不気味な祭の 太鼓が打ち響く夜のコンゴ・スクエア

これは信じられない でも目の前の現実
これは信じられない でも目の前の現実
まじないかけられ 蛇を巻き付け踊り狂ってる

それは迷信だと思ってた でも祈り声が響く
それは迷信だと思ってた でも祈り声が響く
続けておくれよ 昔ながらに踊るコンゴ・スクエア

2009

INDEX



チェック・ミスター・ポパイ

気をつけろ 気をつけろミスター・ポパイ
気をつけろ 気をつけろミスター・ポパイ
ほうれん草はあるかい オリーヴが危ないよ

オリーヴ街をやってくる 「きょうはポパイとデートなの」
そこへブルート跳んで出て 「お嬢ちゃんおいらと付き合えよ」
気をつけろミスター・ポパイ 気をつけろミスター・ポパイ
ほうれん草はあるかい オリーヴが危ないよ

オリーヴ大声で泣き出した 「ポパイ、ポパイ、助けて〜」
ポパイはそれを聞きつけて 「ワ〜オなんてこった!助けなきゃ!」
気をつけろミスター・ポパイ 気をつけろミスター・ポパイ
ほうれん草はあるかい オリーヴが危ないよ

ブルート、オリーヴをさらってく 「ポパイ、ポパイ、助けて〜」
ポパイはポケットに手を突っ込んで 「ワ〜オなんてこった!ほうれん草がない!」
気をつけろミスター・ポパイ 気をつけろミスター・ポパイ
ほうれん草はあるかい オリーヴが危ないよ
ほうれん草はあるかい オリーヴが危ないよ

2009

INDEX



陽の当たる街で

涙を拭いて 悩みは捨てて
さあ飛び出そう!  陽の当たる街へ

幸せの足音が 聞こえてくるよ
楽しくやろうよ 陽の当たる街で

日陰をあるいてた 憂鬱を背負ってた
でもこれからは なんにも恐れることはない

一文無しでも 心は億万長者!
きらきら輝く 陽の当たる街さ

2008

INDEX



アイル・フライ・アウェイ

晴れた朝 命尽きたら 飛んでいくのさ
空の向こう 素晴らしい国へ 飛んでいくのさ

Singin' I'll Fly Away Oh Groly I'll Fly Away
鳥のように 大空越えて 飛んでいくのさ

人生の影 吹き飛ばして 飛んでいくのさ
嵐に向かう 鳥のように 飛んでいくのさ

Singin' I'll Fly Away Oh Groly I'll Fly Away
空の向こう 素晴らしい国へ 飛んでいくのさ

2008

INDEX



ミスター・ボージャングルズ

その爺さん ボージャングルズは踊るよ ボロ靴はいて
白髪頭 ヨレたシャツ ダブダブズボン フニャフニャの靴で
高く跳ねて 跳ねて ふわっと降りる

初めて会ったのはニューオーリンズの ムショの中
落ち込んでるオイラに話しかけた 優しい瞳
笑いながら人生を語り ひょいとステップを踏む

「ワシの名はボージャングルズ」そういって踊る 檻の中
ズボンまくって高く跳ねてカチャカチャと カカトを鳴らす
服をひらひら ひらひら 笑いを誘う

ミスター・ボージャングルズ ミスター・ボージャングルズ
ミスター・ボージャングルズ 踊る

南部じゅう廻っては踊ったよ 祭やショーで
旅暮らし15年続けたんだ 犬を連れて
犬が死んで20年 嘆いてばかり

1杯の酒と小銭のために 踊るのさ
でも気がつきゃいつものトラ箱暮らし チビっとの酒で
あきらめ顔で首振る爺さん 誰かの声がする
「ね〜え」

ミスター・ボージャングルズ ミスター・ボージャングルズ
ミスター・ボージャングルズ 踊って

2008

INDEX



すってんころりんすっとんとん

すってんころりんすっとんとん、辛いぜオールナイト・ロング
すってんころりんすっとんとん、辛いぜオールナイト・ロング
くたびれもうけで、そいつは骨折り損

どっか行く前に、ひとこと言っとくれ
どっか行く前に、ひとこと言っとくれ
でなけりゃおいら、ひとりで出かけるぜ

アヒルになって、潜るは酒の川
アヒルになって、潜るは酒の川
呑んで溺れて、渡るよ三途の川

仏も神も、おいらにゃ関係ない
仏も神も、おいらにゃ関係ない
女も金も、おいらにゃ身に付かない

すってんころりんすっとんとん、辛いぜオールナイト・ロング
すってんころりんすっとんとん、辛いぜオールナイト・ロング
いとしいあの子はどこ行った?探すも骨折り損

2007

INDEX



光ある限り

窓の灯り、消さないで
もうすぐ、出掛けるから
すっと遠く、遠くへ、でもすぐに帰るさ
光が見える限り

何もかも、かばんに詰めて
もうすぐ、旅立つから
すっと遠く、遠くへ、でも大丈夫さ
光が見える限り

生まれながらの根無し草
ひとりで、生きたいのさ
でもきっと、きっと、また戻るさ
光が見える限り

Yeah!

窓の灯り、消さないで
もうすぐ、出掛けるから
ずっと遠く、遠くへ、でもすぐに帰るさ
光が見える限り
おまえがいる限り
光が見える限り
おまえがいる限り

2006

INDEX



ワンダフル・ワールド

歴史なんて嫌いさ、生物大嫌い
教科書読みたくない、フランス語も苦手さ
でも僕は君が好きで、君が僕を好きなら
この世は最高なのさ

世界地図はさっぱり、物理化学分からない
でも簡単な足し算ならば、とっても大好きだよ
君と僕の二人が、一つになれるならば
この世は最高なのさ

優等生にゃなれないけど、君のためなら、
素敵な恋の勉強なら、毎日するからね

2005

INDEX



モジョ・ハンド

ルイジアナ行って、買うのさ、モジョ・ハンド
ルイジアナ行って、買うのさ、モジョ・ハンド
あの娘のハート、そいつでいただきさ

道端暮らし、枕は木の根っこ
道端暮らし、枕は木の根っこ
こんなんでいいのか、おいらの人生

寝ても覚めても、欲しいのはモジョ・ハンド
寝ても覚めても、欲しいのはモジョ・ハンド
あの娘のハート、そいつでいただきさ

そばにいてくれよ、あんたに首ったけ
そばにいてくれよ、あんたに首ったけ
うろうろされたら、おいら狂いそう

あんた浮気したって、そいつぁつまらねぇ
あんた浮気したって、そいつぁつまらねぇ
あんたの目をじっと見りゃ、すぐにお見通し

明日にゃ出かけるけど、すぐに飛んで帰るさ
明日にゃ出かけるけど、すぐに飛んで帰るさ
すごいモジョ・ハンド、きっと手に入れて

2003

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シナーズ・プレア

Lord, Have Mercy, 神様お情けを
Lord, Have Mercy, 神様お情けを
こんなつらいのはもう嫌だ、神様お助けを

宵越しの金は持たず、いつもばっちりキメてた
でもとうとう運の尽き、どん底に落ちた
Please, Have Mercy, 神様お情けを
こんなつらいのはもう嫌だ、神様お助けを

ヤクザな暮らししてた、でも堅気になるのさ
おいらを毎日追っかけてた、どん底はもう嫌だ
Please, Have Mercy, 神様お情けを
こんなつらいのはもう嫌だ、神様お助けを

2003

INDEX



ボールド・ヘッド

見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭見てみろよ
見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭丸坊主

あの娘はとっても素敵な娘、器量も顔もいい
だからダチに紹介したけれど、本当はとっくに亭主持ち

見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭見てみろよ
見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭丸坊主

一生懸命働いて、稼いだなけなしの金で
あいつは買ったよ贈り物、そいつをあの娘に持ってった

見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭見てみろよ
見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭丸坊主

ダンスホールで落ち合って、居ても立ってもいられない
店から路地まで連れ出して、その場であの娘とやっちゃった

見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭見てみろよ
見ろよ、毛がないよ、あの娘の、頭丸坊主

2003

INDEX



どしたらいいの

パーティひとりじゃ楽しくないよ(どしたらいいの)
可愛い彼女を連れてきゃいいよ(そしたらいいよ)
あっはっはっは
あっはっはっは
グルヴァグルヴァグルヴァグルヴァ
あっはっはっは
あっはっはっは
えーよ

可愛い彼女が見つからないよ(どしたらいいの)
ナンパをしてでも見つけりゃいいよ(そしたらいいよ)
あっはっはっは
あっはっはっは
グルヴァグルヴァグルヴァグルヴァ
あっはっはっは
あっはっはっは
えーよ

ダンスのステップよく知らないよ(どしたらいいの)
リズムにあわせて踊ればいいよ(そしたらいいよ)
あっはっはっは
あっはっはっは
グルヴァグルヴァグルヴァグルヴァ
あっはっはっは
あっはっはっは
えーよ

もひとつリズムに乗り切れないよ(どしたらいいの)
お酒をあおれば楽しくなるよ(そしたらいいよ)
あっはっはっは
あっはっはっは
グルヴァグルヴァグルヴァグルヴァ
あっはっはっは
あっはっはっは
えーよ

酔ったら電車に乗り遅れたよ(どしたらいいの)
徹夜で踊って帰ればいいよ(そしたらいいよ)
あっはっはっは
あっはっはっは
グルヴァグルヴァグルヴァグルヴァ
あっはっはっは
あっはっはっは
えーよ

1998

INDEX



トランプ

トランプ オイラはしがないプータロー
着てる物は継ぎだらけ かぶる帽子はボロだらけ
でもオイラは lover, 母ちゃんも、 父ちゃんも
ガキの頃から 愛し合ってたのさ

どうせオイラは田舎モン 育った処は森ん中
でもおめえら馬鹿にするけれど オイラのアレはごきげんさ
でもオイラは lover, 母ちゃんも、 父ちゃんも
ガキの頃から 愛し合ってたのさ

見てくれよ 今じゃオイラは成り上がり
ポッケにゃ札束うならせて 毎日ポルシェを乗り回す
でもオイラは lover, 母ちゃんも、 父ちゃんも
ガキの頃から 愛し合ってたのさ

1995,2007改詞

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愛さずにいられない

I can't stop loving you.  決めたのさ
ひとり暮らしは もうやめさ
I can't stop wanting you. 惚れたのさ
夢見たおまえと 暮らすのさ

悲しい日々も つらい日々も
みんな昔の 思い出にして
いつになっても 何があっても
おまえを二度と 離しはしない

I can't stop loving you.  決めたのさ
ひとり暮らしは もうやめさ
I can't stop wanting you. 惚れたのさ
夢見たおまえと 暮らすのさ

1995

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蟹ドリア

彼女とデートの帰り道 とってもおなかがすいてきた
イタ飯だ 毎日食べたい
おいらの好物蟹ドリアいいじゃない

蟹ドリア 蟹ドリア 爪が旨いぞ
好きさ 明日も食べたい
おいらの好物蟹ドリアいいじゃない

蟹ドリア 蟹ドリア 爪が旨いぞ
好きさ 明後日も食べたい
おいらの好物蟹ドリアいいじゃない

蟹ドリア 蟹ドリア 爪が旨いぞ
好きさ 毎日食べたい
おいらの好物蟹ドリアいいじゃない

1994

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グッド・アン

My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ  おいらメロメロだ

その仕草が素敵さ
その歩き方素敵さ
そのほほえみ素敵さ
お前のすべてにぞっこんさ

My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ  おいらヨロヨロだ

グッと来るその囁き
そそられるその腰つき
たまんねぇそのまなざし
ぐるぐるめまいのしっぱなし

My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ  おいらヘロヘロだ

燃えるようなその唇
とろけそうなその唇
もだえそうなその唇
甘いくちづけKnock me down!

My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ
My baby こいつぁいいぜ  おいらドロドロだ

1992

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LIVING  IN  YOKOHAMA

さあみんな ここに来て 俺達と踊ろうぜ
遠慮なんかいらねーよ 気分はSO FEEL GOOD
(そこのお姉ちゃん) COM'ON
素敵な街にでかけよかー

LIVING IN YOKOHAMA  HI-HI  いいじゃんいいじゃん
LIVING IN YOKOHAMA  HEY HEY  遊ぼよ姉ちゃん
LIVING IN YOKOHAMA  四の五の言ってねーで楽しもう

銀座 渋谷 新宿 やめときなー
ALL-NIGHT RADIO,  TVKでR&Rショウ
おなかがすっきゃー崎陽軒 パイコウ麺は本牧亭
(谷繁ホームラン レイノルズホームラン)
ことしこそ大洋は優勝だー

LIVING IN YOKOHAMA  HI-HI  いいじゃんいいじゃん
LIVING IN YOKOHAMA  HEY HEY  遊ぼよ姉ちゃん
LIVING IN YOKOHAMA  四の五の言ってねーで楽しもう

有名だぜ 俺達の街は お前らも知ってるだろー
じゃーそろそろ 紹介するぜ

新杉田 汐見台 鴨居 仏向町
桜木CITY  寿CITY  滝頭 磯子 そして日ノ出町

LIVING IN YOKOHAMA

1992 writen by Dirk Takaoka

INDEX



カム・トゥゲザー

女に振られちゃって 財布も落っことして
車ぶつけちゃって 仕事も首になって
何も良いことがねぇ
だけどひとりで落ち込んだってしょうがねぇよ

部屋にこもっちまって 机にうっ伏しちゃって
クヨクヨ考えちゃって 気分が滅入っちゃって
つらくてたまんねぇ
そんなこっちゃビョーキになっちまうよ
カム・トゥゲザー オイラと飲もうよ

気分で一杯飲んで ついでに二杯飲んで
駆け付け三杯飲んで コーク・ハイも飲んで
飲んで飲んで飲んでよ
嫌なこと忘れて酔っ払おう

調子に乗っちまって 大声出しちゃって
グラスも投げちゃって ケンカをおっぱじめて
店を叩き出されても
気分が晴れれば良いじゃないの
カム・トゥゲザー オイラと飲もうよ

1990

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なんこつ

なんこつを食いに 駅の隣の
ビルの二階の 飲み屋へ行こう

焼酎あおって 焼きたてのなんこつ
胡椒がピリリと おいらを酔わすよ

アタリメを食いに ポルノ映画館と
ストリップ小屋の向かいの 飲み屋へ行こう

ドアを開けば 焦げ付いたスルメと
ロックンロールの香りが おいらを酔わすよ

なんこつを食って アタリメも食って
焼酎あおれば この世は最高

1987

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スィート・ホーム・アップル

カモン ちょいと飲んでいこうぜ
カモン ちょいと飲んでいこうぜ
根岸の駅の スィート・ホーム・アップル

カモン ちょいと飲んでいこうぜ
カモン ちょいと酔っていこうぜ
根岸の駅の スィート・ホーム・アップル

そこのマスター ちょっと小太り だけど焼き鳥焼くのがうまい
カモン ちょいと飲んでいこうぜ
いつもの店さ スィート・ホーム・アップル。

そこのネエチャン 太田宏美に 顔がそっくり 声もそっくり
カモン ちょいと飲んでいこうぜ
楽しい店さ スィート・ホーム・アップル

春が来た 夏も来た どこに来た 頭に来た
カモン ちょいと飲んでいこうぜ
根岸の駅のスィート・ホーム・アップル

カモン ちょいと飲んでいこうぜ
カモン ちょいと酔っていこうぜ
根岸の駅の スィート・ホーム・アップル

1987

INDEX



飲んでワイン Spoodie Odie

六角橋 こいつぁいいぜ みんなで集まって酒を飲む
一晩中 大騒ぎ そのうちみんなで歌い出す
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
ついでにもう一杯

一晩中 大騒ぎ そのうちケンカをおっ始め
酒屋のドア ぶち壊し 「酒が足りねぇ もっとよこせ!」
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
ついでにもう一杯

ワイン ワイン ワイン
ワイン ワイン ワイン
ワイン ワイン ワイン
ワイン ワイン ワイン
ワイン ワイン ワイン
ワイン ワイン ワイン
ついでにもう一杯!

お金がなきゃ ワイン買えねぇ 安酒焼酎でちょいと我慢
酔っ払えば 文句はねぇ 何でもいいから酒おくれ!
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
ついでにもう一杯

オイラ二百円 アンタ五百円 ふたり合わせりゃ七百円
上等なワイン 買えやせんけど 安酒焼酎こいつぁいいぜ!
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
飲んでワイン Spoodie Odie 飲んでワイン
ついでにもう一杯

ワイン etc etc

そんでもって酔っ払って死んじまった!
そんでもって死んじまって酔っ払った?
そんでもって死んじまって酔っ払った! ギェ〜!

1980

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