2000.5.20 LIVE at POLKA DOT SLIM, 浜松

４．ジョージ・パイ

この日のメイン・アクト。まだ若いトリオだが、とにかく格好いい。
ギターはスティーヴィー・レイ・ヴォーンとジョニー・ウィンター、
それにロリー・ギャラガーを混ぜたような感じで、
とっても爽快なスピード感のあるプレイを聴かせる。
ベース・ドラムはそれをしっかり支える。
ドラムはけっこう派手な音作り、一方ベースはボトムをしっかり押さえている。
曲はアップ・テンポ・ナンバーが中心で、オリジナルも交えていた。
ギターを持ち替えてののスライドも披露。これもいい。
ヴォーカルがちょっと控えめな感じだったが、ちゃんと唄っている。
でも魅力はギターだな。
40分ではもったいない。倍くらい聴きたかった。
メジャーから３枚のCDが出ているそうだ。
また、ブルース・カーニヴァルのオープニング・アクトも務めるそうで、
この日がツアー初日だった。良いものを見て得した感じ。
バックステージでの彼ら、凄くまじめそうだった。
「菊田さんのサインをもらうんだ」と話してくれた。
自分達の路線を発展させていって欲しいな。CD買おうっと。

画像は肖像権の問題があるので、１枚しか撮らなかった。
このページへの掲載について、快く了解してくださった。感謝！
でも写りが悪いなぁ。もっと撮ればよかった。

横浜から襲来するThe Hot Wattsを撃沈すべく結成されたワン・ナイト・バンド。
（ワッツは酒飲ませれば簡単に沈むのに）
実は浜松のCDショップ、apple Jam の当主 bb 白岩率いるバンドで、
店の開店１周年を記念したものとのこと。
月に１度のセッションでは皆おなじみのメンバーのようだ。
脇を浜松屈指のバンド、ブギウギ・カメレオン・クラブのメンバーなどが固める。
曲目と詳しいメンバー紹介は、白岩さん自身のものを下に掲載する。

メンバー（白岩さんの原稿を一部事実に基づいて訂正）

g -  Tommy Li 藤田

      The Blues Busters のリーダー
      Mr.フライング V
      その指弾きでいつも女の子をK.O.している

ds - てっちゃん  ブギカメのリーダー

       グルーブに命をかける熱血漢
       エネルギッシュでパワフルなドラムは天下一品！

b -  ビッグマネー金子 ブギカメのベース

      とってもシャイだけどベースはめちゃファンキー
      そのキャラクターはみんなに愛されている

kb - 吉野

      ポルカのマスターのバンドで
      いつもはアコーディオンを担当している
      歩くニューオリンズ・サウンド・ボックス

bb - 中古&輸入盤店 apple Jam店主

       イモを自覚してる割には
        歌いたがり、弾きたがる
        はた迷惑な親父

演奏曲目

1:bb shuffle
2:Black magic woman
3:Jesus told me
4:I owe you
5:Messin' with the kid

１曲目、「T-ボーン・シャッフル」風のイントロから始まる軽快なナンバー。
bbさん、曲前のMCからやや緊張とテレが感じられるが、
ギターは長年培った年輪を感じるものだ。
藤田さんの控えめなバッキング、本当に指弾きしてる。
bbさんの歌は結構かわいい。

２曲目、フリートウッド・マックの曲ですな。
マイナーのエイトでムーディにいく。リズム隊が上手い。
オルガンも効果的に盛り上げる。
日頃セッションで鍛えてる感じ。見習わねば。

３曲目、メンバー紹介に続いてのスローブルース。
bbさんの丁寧なフレージングが心地よい。
藤田さんは控え目だよな。もっとバリバリ弾いて欲しかったな。
多分bbさんを立てようということだとは思うけど。

４曲目、再びマイナーのエイト。bbさん、歌がちょっと弱気？
セッション中心でパーマネントなバンドはやってないそうだから、
歌は結構きつくなるんだろうな。僕は根がヴォーカルだから。
ギターバトルが和やかで笑えた。bbさんの優しい性格と
それを立てようとおさえ気味の藤田さん。美しい友情だ。

５曲目、ベース・ソロとドラム・ソロをフューチャーした
ジュニア・ウェルズの超有名ロッキン・ナンバー。
１回しか練習してないとは思えないグルーヴィーな演奏。
bbさんのギター、いいなぁ。
ベースソロ、おさえ気味だけどリズムのしっかりしたいいソロだ。
ドラムソロは途中からフリーフォームに突入。
ファンキーだ！横浜で見たい！

最後は再び１曲目のテーマを演奏して幕。楽しいライヴだった。

伊勢原からネット上でお世話になっているbluemoonさんが見えていたので、
急遽オフ会状態に。初対面でも変な緊張もなく、楽しく会話が出来た。
写真の左がbluemoonさん。右がbbさん。

bluemoonさん、トシヤの「恋の貧乏」がえらく気に入った様子。
その後はブルース・ブラザーズ状態に突入。
店の冷蔵庫を空にする勢い（いつものこと）でビールを飲みまくる。
瓶は投げなかったが。
その後ホテルまでヘンリーを引き連れ浜松の繁華街を闊歩。
近くを通る人がみんな引いていくのが分かるが、お構いなし。
bluemoonさん、一緒にされてかわいそうだったかな？
部屋に荷物を置くと再び飲み直し。年寄りふたりが轟沈するなか、
若者はビールを浴びていたそうだ。

翌朝、年寄りと娘がかわいいテラチ計３名は、
うな丼（蒲焼乗ってた）を食べ、まっすぐ帰着。
残りの３人はというと、朝からサーフィンにいき、
昼過ぎに温泉に浸かり、うな重をかっ食らってから帰ったそうな。

写真はヘンリー・ダーク・トシヤ・アヒル