何だか嫌な予感がしていた。新年早々のライヴ、このバンドが17年前にグッピーでデビューしたときも
冬のさなかであったが、ロートルふたりを除き、メンバーは学生。練習も月2回以上はやっていた。
しかし現在は全員給与生活者。働き盛り。貧乏暇なし。
そしてテラチからスカンクに電話が。「すんません、リハ、行けません。」
何と!一度も全員で音を合わせることなく本番に!ゲェ〜〜〜〜〜〜!
とりあえずリハ後、飯という名のビールを呑んでいるところにテラチ到着。
曲の変更も検討したが、ほぼ予定通りやることに。
それにしても今回はさすがに客の入りが悪い。これが吉と出るか凶と出るか。
1 スケベ先に不安のある曲をということで、最新作のファンクを。2 Messin' With The Kid
しかしえらくベタァッとしたノリですな。
それにネットリした歌だと、ちょっと重苦しい感じ。
もっと跳ねた歌にしないと若さがないねぇ。オヤヂ丸出しか。
でも決め所も無難にこなし、まずまずのスタート。
ジュニア・ウェルズの代表作。結構昔はよくやってた。3 ひとりよがり
今回は初心に帰ろうっていうんで取り上げたけど、
バンド力はついてきたな。以前のヴァージョンとは雲泥の差。
「継続は力なり」とはよく言ったもの。
お客さんに若い女性がいないとサマにならないこの曲。4 Have You Ever Loved A Woman
いらしていたんですが、ちょっと後ろの方なので、
さすがにそこまで振ることはできず。
でもトシヤ、さすがにその音使いは「妙」でしょ。
不思議な雰囲気になっちゃった。
ご存じフレディ・キングの有名なスローブルース。5 Walk On (歩き続けろ)
何と対バンのTHE NATTOYAと曲がかぶっていたことがリハで判明。
そこで歌い回しを変えたのはいいが、スカンク、イントロでいきなり音外すし。
でもサッチャンのソロが良かったのが救い。
ブラウニー・マギーの曲にスカンクが適当な歌詞をくっつけたシャッフル。6 マッコルリ
The Side Coast Blues Band時代の持ち歌で、ロートルふたりには懐かしい曲。
でもこのバンドでやるのは初めて。
構成とか難しくないんで、何とかかんとかいけたけど、
次回からは皆で歌ってよね。メンバー諸君。
酒呑みには酒呑みの歌がやっぱり似合うということで、7 強欲2001
前回に続き取り上げた。シンヤの「我が儘」のため、
ギターソロのところだけコード進行が大幅に違う。
まだまだ十分こなれているとは言えないけど、歌詞も受けてたし、
「ラヴ・ソング」「なんこつ」に代わる新しいスローバラードの定番になりそうな予感。
最近の世の中見てるとドロドロなんで、やっぱりドロドロに。8 Get Back
シンヤ、スライドづいてきたな。
「正直者が浮かばれる」世の中にはなかなかならないけど。
ご存じのビートルズナンバーをノーギミックでよりストレートなロックンロールに。9 ハード・ドランカーズ
シンヤの弾きまくりがハイライト。
何だかんだ言っても名曲ですな。
これまた1年半ぶりになるかな。酒呑みの歌というか、10 トランプ
実はほろ苦い青春の歌なんだが、オヤヂが唄ってもいいかと。
大好きな曲なんで、気持ち良く演奏できた。
リハができなかったんで、ちょっと予定変更して「定番」で締めた。
やっぱりこのノリが出ないとうちのバンドらしくないな。
終了後マスターが、「もっと多くのお客さんに聴かせたかった」と言ってくだった。
うれしい一言。
皆仕事やバンドの掛け持ちで忙しいけど、このバンドはやっぱり止められませんな。